屋外構造物の作り方

はじめに

  • 本資料は屋外構造物(立看板・パネルスタンド)を制作・設置する際の手順などについて簡潔に記載しています。
  • 立看板を設置する場合は「立看板の制作方法」、パネルスタンドを設置する場合は「パネルスタンドについて」を参照してください。
  • また、第3回企画代表者会議にて配布する『Almighty vol. Fes』も併せて確認してください。

屋外構造物に関する共通の注意事項

ペンキを使用する作業について

  • ペンキを使用する作業は駒場キャンパスの槌音広場(キャンパスプラザB棟の東側にある舗装された広場)で行ってください
    • 本郷・弥生キャンパスでは、ペンキを使用する作業はできません。
  • 槌音広場で工事が予定されていることから、作業に使用することのできる範囲が制限される可能性があります。工期については未定ですが、制作時期と大きく被る可能性があるため、作業を行う際は注意してください。
    • 工事についての詳細が分かり次第、「問い合わせ」にて連絡します。
  • 排水管のつまりの原因となりますので、ペンキを水道やトイレに流さないでください。また、ペンキの付着した道具は水道で洗わないでください
    • ハケは使用後、洗わずに燃えないごみとして処分してください。
  • ペンキを使用する作業を行う際は、ブルーシートや古新聞などを下に敷くなど、地面を汚さないように十分な対策を取ってください。
    • 委員会からブルーシートや古新聞の貸し出しは行いませんので、各企画で事前に用意してください。

組立作業について

  • 組立作業は、5月23日(金)(前日)に本郷・弥生キャンパスで行ってください
    • なるべく設置場所にて作業を行うようにしてください。
  • 釘の扱いに注意してください。使用した釘は必ず回収してください。
    • キャンパス内に放置された釘によるけがや車両のパンクなどの事故が報告されています。

設置について

  • 設置する際は、4月28日の「申請結果確認」で発表された場所に正しく設置してください。
  • 屋外構造物には必ず十分な量の重石をのせてください
    • 立看板(1枚看)には54kg以上、立看板(2枚看)では108kg以上の重石をのせてください
    • パネルスタンドでは36kg以上の重石をのせてください
    • なお、ペットボトルを重石とすることはできません。
  • 重石は安定するようにのせてください。
    • そのままで安定しない場合は紐などを利用して固定してください。
    • ポリタンクには、水を十分な量入れるようにしてください。

ベニヤ板・ダンボールパネルの預け入れについて

対象

屋外構造物を駒場キャンパスで制作した企画

  • 預け入れとは、制作した構造物の運搬を委員会が行うために、企画が一時的に制作物を駒場キャンパスで委員会に預け入れることを指します。
    • 公共交通機関でベニヤ板・ダンボールパネルを運搬することはしないでください
    • 本郷キャンパスで預け入れをすることはできません。
  • 駒場キャンパスで屋外構造物を制作した場合、制作したベニヤ板・ダンボールパネルを委員会に預け入れることを推奨します
  • ベニヤ板・ダンボールパネルを預け入れることが可能な日程・時間・場所は以下の通りです。
  • 日程:5月12日(月)~5月16日(金)
  • 時間:12:20~12:50、17:00~17:30
  • 場所:キャンパスプラザB棟東の倉庫
    • 事前受け取りが可能な日程・時間と同様です。
  • 預け入れをする際は、ベニヤ板・ダンボールパネルの裏面に企画ID・企画責任者の電話番号を記載してください
  • 預け入れの際には以下の条件に留意してください。条件を満たしていない場合、運搬の際の破損などについて、委員会は一切の責任を負いかねます。条件に満たさない形にしたい場合は、5月23日(金)(前日)に本郷キャンパスで受け取った後に加工することを推奨します。
  • 長方形であること
  • サイズが450mm×1,800mm、900mm×1,800mm、728mm×1,030mm(B1サイズ)のいずれかであること
  • 預け入れるベニヤ板・ダンボールパネルの枚数は問いません。
  • 立看板は垂木を装着した状態で預け入れることはできません。垂木の装着は本郷キャンパスにて行うようにしてください。
  • 木材は養生テープ等で1つにまとめて預け入れてください。
  • 預け入れたベニヤ板・ダンボールパネルは、5月23日(金)(前日)に本郷キャンパスにて返却します
    • 一度預け入れたダンボールパネルを、5月23日(金)(前日)よりも前に受け取ることはできません。
  • ペンキを用いて装飾したベニヤ板・ダンボールパネルを預け入れる場合、ペンキが完全に乾いてから預け入れてください。

その他注意事項

  • 屋外構造物を設置する際、ベニヤ板・パネルスタンド等の裏面に企画IDおよび企画責任者の電話番号を記載してください
  • 「申請結果確認」にて設置を許可されていない屋外構造物は通達なしに撤去する場合があります。
  • 制作方法や重石の量などに不備があり委員会が危険と判断した場合や、強風注意報が発令されるなど強風が予想された場合には、問題が解決するまで立看板を倒す、もしくは、立看板の設置を許可しないなどの対応を取る場合があります。
  • 制作・設置に用いた場所は、必ず原状復帰してください。

立看板の制作方法

組立作業は、5月23日(金)(前日)に本郷・弥生キャンパスで行ってください

概要

  • 立看板の製作方法について説明します。1枚看の作り方を主に説明しますが、2枚看についても構造としては共通する部分が多いため、その都度分けて説明しています。

材料

品目サイズ数量用途
1枚看2枚看

垂木

30mm×40mm× 3,650mm

5本(※)

8本(※)

立看板の本体部・脚の制作

ベニヤ板

1,820mm× 910mm×2.3mm

1枚

2枚

立看板の本体部の制作

65mm

44本

66本

垂木の打ち付け

25mm

29本

48本

ベニヤ板の打ち付け

18Lポリタンク または 20kgテント ウェイト

3個以上

6個以上

立看板の重石

雨天対策用のビニールシート

ベニヤ板を覆うことができる大きさ

1枚

2枚

防水用

※切断の失敗や垂木の割れなどの可能性を考慮し、垂木は余裕を持って用意することを推奨します。

制作方法

1. 本体部の制作

  • 1枚看・2枚看の本体部の垂木の組み合わせ方は以下の通りです。

    • 矢印の方向に65mmの釘を2本打ち付けます。
  • 本体部については、ベニヤ板のサイズが厳密に一定ではないのでベニヤ板に合わせて垂木を切断してください。

  • 垂木は幅30mmの面をベニヤ板に打ち付ける向きで使用します(本体部を寝かせたときに40mmの高さになるようにします)。

1-1. 外枠を組む

  • ベニヤ板の外枠となる垂木4本(2枚看の場合は5本)を組みます。
  • ベニヤ板に合わせて垂木に印をつけ、切断します。
    • 垂木の重なり方が図のようになるよう注意してください。
    • 1本切った後はそれに合わせて切ると作業が早く進みます。
  • 垂木を図のように組み、65mmの釘を打ち付けます。
    • 釘は垂木の接合部1か所につき必ず2本打ってください。
MF95_立看板の作り方_図1.png
MF95_立看板の作り方_図2.png

1-2. 間を支える垂木をはめ込む

  • 組みあがった外枠に合わせて、間を支える1本(2枚看の場合は2本)を切断し、はめ込んで65mmの釘を打ち付けます。
    • 切断する段階で誤差が出ると十分に固定されなかったり、枠がゆがんだりするため、十分注意して切断してください。
    • 間を支える垂木は、おおむね縦の長さを二等分(2枚看の場合は三等分)する位置に入れるようにしてください。
MF95_立看板の作り方_図3.png
MF95_立看板の作り方_図4.png

1-3. ベニヤ板を打ちつける

  • 枠が完成したら、25mmの釘を使ってベニヤ板を打ち付けます。
    • 立看板を立てたときに下側になる部分は、枠からベニヤ板がはみ出さないよう、枠とベニヤ板をしっかりと揃えてください。
  • 釘は組んだ垂木5本(2枚看の場合は7本)すべてについて打ち付けてください。
  • 下の図を参考にして釘を打ち付けてください。(×の位置に釘を打ち付けます。)
    • 1枚看の場合、縦方向の垂木には最低10箇所、横方向の垂木には最低5箇所打ち付けてください。
    • 2枚看の場合、縦方向の垂木には最低10箇所、横方向の垂木には最低9箇所、間を支える垂木には最低5箇所打ち付けてください。

2. 脚の制作

垂木を切り出す長さ切り出す本数
1枚看2枚看

1,500mm

2

3

1,000mm

2

3

500mm

2

3

900mm

2

1,800mm

2

  • 脚の付き方を横から見た図は以下の通りです。

    MF95_立看板の作り方_図5.png
  • 手前に表示されている木材が外側に来るように組み立ててください。

  • ①は本体部で、②③④との接合部分はすべて本体部の内側にあります。

  • 寸法は、②が1,000mm、③が1,500mm、④が500mmです。

  • 垂木はすべて、釘を打ち付けるのが幅40mmの面になるように使用します。

  • 釘は必ず外側から内側に打ち付けてください。

  • 2枚看の中央の脚を取り付ける方法は、左右どちらかの脚にならってください。

2-1. ②と③の垂木を本体に打ち付ける

  • 本体を寝かせ、②と③の垂木を本体に打ち付けます。
    • 2枚看の中央の脚はまだ打ち付けないでください。
    • この段階では、次の工程で脚の角度を調整できるように、釘を1本のみ打ってください。

2-2. 角度を調整する

  • 本体を立て、脚の角度を調整します。
    • 少し寝かせた方が安定し、内容も見やすくなります。

2-3. ②と③を完全に打ち付ける

  • 左右両側の角度が調節できたら、②と③の垂木を接合し、本体と②③を接合する2本目の釘も打ち付けます。
    • 2枚看については、このタイミングで同様に中央の脚も付けます。

2-4. 脚を補強する

  • ④の垂木(赤)を打ち付けて、脚を補強します。
    • 本体部の内側かつ③の垂木(緑)の外側に取り付け、また必ず外側から釘を打ち付けてください。
    • 脚の重なり方と強度を確認してください。 MF95_立看板の作り方_図6.png

2-5. 脚同士を補強する

  • 900mm(2枚看の場合は1,800mm)の垂木を2本以上使い、2本の脚をつなぎます。
    • 補強の方法は以下の図を参考にしてください。
    • 補強に用いる垂木の部分は重石を置く台になります。重石を安定した状態で置けるよう、垂木同士の間隔に注意してください。
    • 補強に用いる垂木は、なるべく本体から遠い位置に打ち付けてください。
    • 補強に用いる垂木は、40mmの面を下にして、接合部になるべく近い位置に、200mmほどの間隔で、65mmの釘を1か所に2本ずつ用いて脚と接合してください。
    • 垂木が余っている場合は、さらに補強を加えてください。 MF95_立看板の作り方_図7.png

3. 完成

  • 強度に問題がないか、歪みやぐらつきがないか、最後にもう一度確認してください。
  • 立看板の設置に際しては、以下のチェックリストの項目も確認してください。

注意事項

  • 立看板を木や電柱などの大学が管理している物に固定することはできません。
  • 立看板の強度に対しては細心の注意を払ってください。
    • 「釘は垂木の接合部1か所につき必ず2本打つ」「割れのある木材は使用しない」など、強度が満たされているかよく確認してください。

立看板のチェックリスト

  • 立看板の制作・設置が完了したら以下のチェックリストがすべて満たされているか確認してください。
  • 釘・垂木などにより立看板の強度は十分である。
  • 釘を打った部分などの垂木が割れていない。
  • 作業を行った場所に、釘・工具・ごみなどが残っていない。
  • 十分な量の重石が乗っている。
  • 立看板の裏面に、企画IDおよび企画責任者の電話番号が記載されている。

立看板の処理について

五月祭期間前に排出されるごみについて

  • 制作場所の規則等を遵守したうえで処理してください。

五月祭期間中に排出されるごみについて

事前の申請について

  • 五月祭期間中に排出された立看板に関連するごみについては、原則として事前の申請があったものに限り、委員会が回収します。
    • ただし、申請がない場合でもごみの量及び付着物の程度によっては回収することができる場合がありますので、排出の可能性が生じた時点で速やかに「問い合わせ」に連絡してください。
    • 回収することができないごみは各企画で持ち帰っていただきますので注意してください。
  • 申請について、詳しくは『Almighty vol. 2』の「[18]ごみ排出申請」を参照してください。

ごみの分別について

具体例分別項目注意事項

ベニヤ板・垂木など

木材

・塗装をはがす必要はありません。

・金や銀の塗装を塗る場合で、「[18]ごみ排出申請」にて申請を行っていない場合は、速やかに「問い合わせ」にて連絡してください。

・釘が刺さった木材を廃棄する場合は、釘が飛び出ないように中に打ち込んでください。

・木材の長さが2m以下になるように解体して運んでください。

ポリタンク

ビニール・プラスチック

・重石として利用した場合は、中の水を捨ててから持参するようにしてください。

埋め立てごみ

・木材に刺さった釘は、中に打ち込んで木材として廃棄してかまいません。

紐(ビニール類)

ビニール・プラスチック

紐(金属)

特殊ごみ

紐(麻等)

燃やすごみ

立看板用ビニールシート

ビニール・プラスチック

  • ペンキ、解体に利用した工具類などは回収することができませんのでご注意ください。
  • 木材はごみ袋に入れる必要はありません。
  • 鋭利なものの廃棄を希望する場合は、委員の受傷防止のため、袋に入れる・尖端部を切断するなどのご協力をお願いします。

パネルスタンドについて

ダンボールパネルについての注意事項

  • 「パネルスタンド 貼付型 L」は、A3~A4までの大きさのものを安定して貼り付けることができます。
  • パネルスタンドに設置できるパネルの大きさは「幅460〜800mm×高さ350〜1,100mm」です。
    • 委員会を通じて購入することのできるダンボールパネルは「ダンボールパネル大(幅900mm×高さ1,800mm)」と「ダンボールパネル小(幅728mm×高さ1,030mm)」となります。
    • ダンボールパネル大を使用する場合は、パネルスタンドに収まる大きさに加工する必要があります。ダンボールパネル小は加工せずそのまま使用することができます。
  • 預け入れの際には以下の条件に留意してください。条件を満たしていない場合、運搬の際の破損などについて、委員会は一切の責任を負いかねます。条件に満たさない形にしたい場合は、5月23日(金)(前日)に本郷キャンパスで受け取った後に加工することを推奨します。
    • 長方形であること
    • サイズが450mm×1,800mm・900mm×1,800mm・760mm×1,030mmのいずれかであること

パネルスタンドの設置について

  • パネルが適切にパネルスタンドに固定されているか確認してください。
  • ダンボールパネル用のビニールシートを購入している企画は、設置の前にダンボールパネルをビニールシートで保護しておくようにしてください。
  • 設置は5月24日(土)・25日(日)(1・2日目)の朝に行ってください
    • 盗難などの恐れがあるため、企画公開時間外はテント内などで保管してください。
    • 企画公開時間後は必ずテントの中などに収納し、翌日の設置可能時間に設置し直すようにしてください

パネルスタンドのチェックリスト

  • パネルはパネルスタンドに固定されている。
  • 十分な量の重石が乗っている。
  • 企画場所のすぐそばにパネルスタンドが設置されている。
  • パネルの裏面に、企画IDおよび企画責任者の電話番号が記載されている。